■ プロジェクトの概要
| 業態(ジャンル) | ネイルサロン(プライベートサロン) |
| 物件の状態 | マンション(アパート)の一室 |
| 当初の課題 | 他社の内装見積もりが「過剰な防音・店舗仕様」になっており高額。さらに将来の退去費用(原状回復)が考慮されていなかった。 |
| 当社の解決策 | 過剰な仕様を却下し、撤去が容易な「簡易的な木下地(木軸)」に変更。初期費用と将来の解体費用をダブルで削減するプランへ再構築。 |
■ お客様の抱えていた絶望的なお悩み
「マンションの一室を借りてプライベートネイルサロンを開業したいのですが、内装業者からの見積もりが想定よりはるかに高くて…」という切実なご相談でした。
見積書を確認すると、業者からは商業施設レベルの「分厚い防音壁」や「頑丈に組み上げられた天井」、そして大掛かりな「給排水の床上げ工事」が提案されていました。確かに立派なお店にはなりますが、これはマンションの一室で開業するスモールビジネス(ネイルサロン)にとっては明らかにオーバースペック(過剰投資)でした。
さらに恐ろしいのは、マンションのような賃貸契約では、退去時に必ず「原状回復(元の住居の状態に戻すこと)」が求められる点です。立派で頑丈な壁や天井を作れば作るほど、数年後に退去する際の「解体・産廃廃棄費用(数百万円)」がオーナー様の首を絞めることになります。
■ イーリンクスからのご提案(防衛策)
当社は「建築防衛パートナー」として、将来の撤退リスクまでを見据え、見積もり内容を以下の通り根本から見直しました。
- 過剰な防音仕様のカット(壁・天井):
内装業者は「サロンなら隣への音漏れ対策が必要」と、壁や天井に分厚い遮音材や石膏ボードの2重貼りを提案していましたが、ネイルサロンではそこまでの騒音は出ません。標準的な仕様に落とすことで数十万円の工事費を削減しました。 - 撤去が容易な「木下地(木軸)」の採用:
商業施設で使われるような大掛かりな鉄骨下地(LGS)等ではなく、住宅用の簡易的な「木下地」を採用。これにより初期費用だけでなく、将来解体(原状回復)する際の手間と産廃費用を劇的に引き下げました。 - 水回りの部分的な床上げ:
フットバス用の給排水のために部屋全体の床を上げるのではなく、必要なスペースだけをステージ状に部分上げ(置き床)する設計に変更しました。
■ 施工のビフォー・アフター

写真に写っているのが、実際に施工中の「木下地(木軸フレーム)」です。過剰な防音材などを詰め込まず、このようにシンプルで軽量な骨組みにすることで、十分な機能を持たせつつ、将来の撤退時(原状回復)の解体リスクを最小限に抑えられます。
■ 担当者より:お店を「作る」ことではなく「潰さない」ことが最優先
多くの内装業者は「いかに立派な店を作るか(売上を上げるか)」しか考えません。しかし、私たちイーリンクスは違います。ビジネスにおいて最も重要なのは「いかに初期費用を回収し、撤退時のリスク(原状回復費)を最小限に抑えて、お店を潰さないか」です。
マンションやアパートの一室での開業において、過剰な設備投資は命取りになります。当社は今後も、オーナー様の「事業資金」を第一に守るための提案を続けてまいります。

